Unknown

2025-04-12 〜 2025-04-27

忘れているけど在る(それはまるで呼吸のような)

山本 愛子



山本愛子
「忘れているけど在る(それはまるで呼吸のような) There, Yet Fotgotten 」
2025.4.12 sat – 4.27 sun
13:00 – 20:00(水曜、木曜は休廊)
初日は18時から
最終日は18時まで

4月12日(土) 19:00- オープニングトーク
ゲスト: 鵜尾佳奈(愛知県美術館学芸員)

去年、私は京都の山間部に引っ越した。車で片道1時間かけて山をくだってまちへ出ることが日常となった。
そんな移動のなかで山から都市へと変化していく風景のグラデーションを眺めながら、私ははっきりとはわからないけれど、
懐かしい何かを思い出すような感覚に包まれることがある。それはまるで呼吸のような、私たちの内に常に在りつづけているもので、
普段は忘れているけれど確かに存在する何か。 木々と繁華街。鹿とトラック。川とアスファルト。そして自然と人工物の間を生きる人間の私。
風景のグラデーションの中に揺らいでいるまだ言葉にならないそれは、どうしたら捉えられるのだろう。
(山本愛子)

gallery N
名古屋市千種区鏡池通3-5-1