未来研究
1960年代から、諸科学や学問の統合化によって、経済や環境、科学技術の進展を予測する未来学(未来研究)が活発になりました。ギャラリートークでは、遠い未来ではない「身近な未来」を感じて探求しながら今を創りあげていく事が意味のある未来につながっていく事や、未来は楽観的でも悲観的でもなく私たち次第で、可能性を秘めている事などが語られました。 出展作品については、個展のタイトルにもなっている「未来研究」シーリーズの作品についてや、地球環境破壊の進行に警鐘を鳴らす悲観的な予測を表現した「成長の限界」、ネットワーク社会において強い絆ではない弱い絆が新しい世界を生み出す重要なファクターとなることを伝える「遠い関係」シリーズについて椎野美佐子の思いが観客の皆さんと共有されました。 photo by Makoto Matsubara