真月 洋子
生家である古い日本家屋のなかでのセルフポートレート、ひとの身体が生来 もっている植物の要素など、不過視でありながら皮膚の触覚がとらえている時 間や気配、匂いを写真によって表現している。2002 年、ドイツ・デュッセルド ルフ滞在時に実験的映像を制作し、翌 2003 年の名古屋市美術館での映像インス タレーションの発表を皮切りに、映像作品へも活動の幅を広げている。 また近年は、写真の古典技法のひとつであるコロタイププリント(collotype print)も表現方法に取り入れている。